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地球の重力、季節ごとに変動 米独の双子衛星が初観測
http://www.asahi.com/science/update/0724/003.html
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地球全域の重力が季節変動している様子を、米独共同の人工衛星「グレース」が初めてとらえた。南米アマゾン流域での変動が最も大きく、河川の流量など大規模な水循環が重力変動を引き起こしていることが確かめられた。重力変動の観測は、地球温暖化による海面上昇や極地方の氷の減り方などを調べる有力手段と期待されている。米科学誌サイエンスの最新号に発表された。
グレースは、2機1組の双子衛星。02年に打ち上げられ、2機は約220キロの間隔を置いて同じ軌道を回っている。地球の重力が大きい場所の上空を通過するとき、2機の間隔が狭まることを利用して、重力変動の様子を測定してきた。
衛星を利用すると、未開発地域や高山帯、大洋中央部、極地などの状況も連続的、広域的に把握できる。
昨年末までに得られた計14カ月分のデータを解析。各地域の重力変動が、雨期・乾期や、積雪・雪解けに対応して起きていることがわかった。
河川や地下水の水量が増えた地域は、局所的に重くなるためだ。アマゾン流域で重力が最大となったのは雨期の03年4月、最小になったのは乾期の同年10月だった。 (07/24 12:35)