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(回答先: 地震の発生原因についてのエイドリアンさんの投稿を拝見いたしました。 投稿者 シジミ 日時 2004 年 5 月 20 日 22:24:58)
シジミさん、レス頂き、ありがとうございます。
> この投稿でご紹介頂きました(1)〜(5)の説は、様々な地震を統一的に説明する説でしょうか?それともあるタイプの地震について説明する説でしょうか?
(5)は、電磁兵器のテスラ波その他(埋め込み爆薬も含む)で人工地震を起こした例があったのではないかという話で、地球物理学とは関係なく陰謀論的なので、今回の話題からは除外します。
(4)は、マグマ内含水振動説[水の影響を重視する説]で、地球深部探査がもう少し進まないと、検証できません。
(1)は、現在の主流学説で、地殻応力によるせん断破壊説[プレート・テクトニクス理論&流体力学依拠説]ですが、これも検証の必要があります。
(2)のマグマ貫入説では、2000年の神津島・三宅島の地震活動を例証として挙げることができます。
(3)は、解離水(爆鳴気)爆発説[水の影響を重視する説]です。
(3)については、実験的な例を挙げます:
(a) 地面を縦に深さ3,800m まで掘削し、そこへ水を大量に注入すると、注入の度に必ず地震が起きたという報告があります。
(b) 大型ダムを作った地域で、ダムの貯水量が大幅に増えたタイミングで、ダムを含む一帯が地震に見舞われたケースが、幾つもあるそうです。
(c) 山を崩し複数のトンネルを掘削して大深度地下空間を作る際に、目に見えない地下構造を破壊した地域では、大都市が地震に見舞われたケースがあるそうです。
これらは、(3)を例証するものです。即ち、
@ 地下深部にある温水・熱水がマグマに触れて、解離水(爆鳴気)が生成されている。
A 注入水やダムの増水による水圧の上昇で、周囲に相対的な圧力低下地域を作ったり、都市開発でできた大深度地下空間が圧力低下地域になる。
B 圧力低下地域では、予めできていた爆鳴気が、地下深部から上昇する。
C 上昇した爆鳴気が、岩盤にクラックを生じさせ、地震の前兆現象を起こす。
これ以後は、(3)の説明に譲ります。
上記(a)〜(c)の例で作り出したAの地圧の変化は、自然界では、マグマ移動による熱の変化と、地殻にクラックが発生することによる圧力変化との、連鎖反応によっています。
マグマは、その成分の浮力などによる圧力差により、地下深部を移動しています。
東大地震研究所が東海地震説を主張してから28年ですが、東海大学海洋研究所や緯度観測所では、御前崎区域の地震エネルギーは、1944年の東南海地震によってすでに解消されており、この地域の地震の危険は去ったと見ているそうです。
プレートテクトニクス理論は仮説なので、この仮設でうまく解釈できる場合もあるし、また解釈できない場合もたくさんある、といえます。
1854年や1944年の東南海地震を初めとする過去の地震を検証して、地震発生メカニズムを洗い直すことは、地震の予知にも役立つと思っています(地球温暖化説に検証が必要なように)。