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http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050422/mng_____sya_____009.shtml
東京都立板橋高校(板橋区)の卒業式で、「君が代」斉唱に反対し保護者に着席を呼びかけるなど混乱を招いたとして、威力業務妨害の罪に問われた元教諭藤田勝久被告(64)の初公判が二十一日、東京地裁で開かれた。同被告は「なぜ起訴されなければならないのか。納得できない」として起訴そのものが違法だと主張、公訴棄却を求めた。
罪状認否は、本人に代わって弁護側が「ただ保護者に語りかけただけで、式を妨害する意図や行為はなかった」と述べ、無罪を主張した。
検察側は冒頭陳述の中で、「被告は、国歌斉唱の際、教職員が起立し、出席者にも起立を促すよう学校側に求めた都教委の通達に反発し、式を妨害しようと考えた」と指摘した。
起訴状によると、藤田被告は昨年三月、同校体育館で行われた式の直前、保護者席に向かって「この卒業式は異常です。国歌斉唱の時、教職員が立って歌わないと処分されます。国歌斉唱の時は、できたら着席をお願いします」と呼びかけた。同校の校長や教頭が制止したが、「触るんじゃないよ」などと大声で騒ぎ、式の進行を妨げたとされる。
藤田被告は同校の社会科教諭として一九九五年四月から二〇〇二年三月まで勤務し、定年退職した。式には来賓として招かれていた。