現在地 HOME > 地域8 > 736.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://www.asahi.com/science/news/TKY200504050259.html
2005年04月05日
生態系に影響を及ぼす「特定外来生物」にブラックバスの一種のオオクチバスなど37の動植物を指定する方針について、環境省が一般からの意見を募集したところ、5日までに11万3729通が寄せられた。オオクチバスについては、約9万6千通が指定に反対、約1万2000通が賛成だった。同省の特定外来生物専門家会合は、寄せられた意見はすでに検討済みとしてこれらの動植物を「指定が適切」とした。
1通で何種類もの動植物について意見を述べることが可能。同省によると、オオクチバス指定の反対理由は、(1)生態系への影響は、科学的データが十分でない(2)バス釣り関連業者への経済的影響が大きい(3)在来魚の減少は、コンクリート護岸や水質汚染など環境破壊が原因、などだった。
ほかに、コクチバス(反対約3万8800通、賛成約8700通)やブルーギル(反対約4800通、賛成約8700通)に対する意見が目立った。
専門家会合の判断を受け、リストは今月下旬にも閣議決定され、6月1日から施行される外来生物法で、移動や輸入が禁止される。
オオクチバスの指定については、釣り業界団体などが反発。意見募集の際に、同省に指定反対の意見を提出するようホームページなどで呼びかけていた。