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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050210i403.htm
住民基本台帳カード(住基カード)に「電子マネー」の機能を持たせた全国初のサービスが10日、東京都荒川区でスタートした。
当面、区立遊園地のみの利用だが、同区では、状況を見ながら利用施設の拡大を検討することにしている。
IC(集積回路)チップ付きの住基カードには、全国民を識別する11けたの番号や氏名、住所、生年月日、性別などの情報が記憶・記載されている。今回のサービスは、チップの空き領域を利用し、電子マネーの機能を持たせる。
利用できる施設は、荒川区西尾久6の区立あらかわ遊園。利用者は入り口の精算機に現金を入れて、カードに補充(チャージ)し、園内の観覧車やメリーゴーラウンドなどの施設や、売店と自販機で利用できる。カードへの入金の限度額は1万円。
この日、めい(6)と訪れ、住基カードを使った同区西尾久1、会社員大久保貴世さん(46)は、「月に1度ほど遊園を利用しているが、これまでは遊具に乗る時、回数券を切り離すのが面倒だった。本当に便利ですね」と話していた。
区内の住基カードの発行枚数は1月末現在、2419枚で、区民全体の1・38%。総務省によると、全国でも発行枚数は約36万枚で、全人口の0・28%(昨年8月現在)にとどまっている。同区をはじめ全国81の自治体が、カードに付加価値を付けることで、住基カードの普及を図っている。
(2005/2/10/12:54 読売新聞 無断転載禁止)