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http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/keizai05/0128jc48390.html
神戸市内の漁師が、衛星利用測位システム(GPS)と漁業無線を組み合わせて漁船同士で位置を把握し合う日本初の通信方式の実験を始めた。複数の船が船団を組むイカナゴ漁に活用し、効率を高める狙い。
イカナゴ漁の船団は、魚群探しと港への運び役を兼ねる船、漁に専念する網船の計三―四隻から成る。
運び役の船は港に陸揚げ後、すぐ網船と合流して再び魚群を探すが、これまでは乗組員同士の無線通信や目視で網船の位置をつかんでおり、濃霧や雨天で視界が悪い日などは合流がひと苦労だったという。
レーダーは数多くの船の位置を示すため、網船の識別が難しい。また既存のGPSでは自船の位置しかわからないため、特定の船の位置を容易に確認できるシステムが求められていた。
新システムはGPSによる自船の位置データを漁業無線で相手の船に伝送し、GPS装置に表示させる。伝送距離は約五十キロ。電子機器販売の上村特電(姫路市)が開発し、神戸市漁協所属でイカナゴ漁などを手掛ける船引き網漁船、第33戎(えびす)丸など四隻に搭載する。
このほど総務省から電波免許を取得し、実験を始めた。電波障害の有無や操業の効率化などを検証した上で、実用化につなげる。
第33戎丸の乗組員、東根実さん(63)は「イカナゴ漁のシーズン中は、八十―百船団がひしめき合う。勘に頼っていた位置確認がひと目で分かり、画期的な仕組み」と評価。上村特電の上村安弘社長は「船にトラブルが発生した場合の救援にも役立つ」と話している。
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2月末から3月はじめにイカナゴ漁が解禁になり、神戸周辺の多くの家庭でイカナゴのくぎ煮が作られます。ごはんをつい食べ過ぎてしまうのでありまして、まことに困るのであります。
イカナゴ・・・イカナゴ科。各地でコウナゴとかカマスゴとか呼ばれる。