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(回答先: 小池環境相、ブラックバスの規制先送りに異論〔読売〕 投稿者 ネオファイト 日時 2005 年 1 月 21 日 16:37:33)
http://www.asahi.com/national/update/0121/029.html
国内生態系に影響を及ぼす「特定外来生物」の指定作業で焦点になっていたブラックバスの一種オオクチバスについて、環境省は21日、指定に関する議論を半年間先送りする方針を転換し、6月の外来生物法施行時から適用される、指定第1陣のリストに盛り込むことを決めた。小池環境相が先送りを認めない考えを表明し、担当部局に再検討を促したことで事態が急転した。31日に開かれる哺乳(ほにゅう)類なども合わせた指定の全体会合で、決定する見通し。
21日午後の指定に関する魚類専門家会合で、小野寺浩・同省自然環境局長は「環境相から『まず指定せよ』との指示があり、それを前提に物事を考えたい」と発言。環境省がとりまとめ、19日のオオクチバスの専門家グループ会合で了承された「半年をめどに指定に向けた検討を進める」とする報告案を、白紙に戻す考えを明らかにした。
魚類専門家会合では、4人の委員が「生態系への被害は明らかで、一刻も早く指定すべきだ」「釣り人が法律を周知する期間として、(法施行までの)半年は妥当な線だ」などと発言。ブラックバスの別種、コクチバスやブルーギルなど3種を候補とする魚類の特定外来生物リストを決めた。オオクチバスについてはこのリストに入れず、多紀保彦座長(自然環境研究センター理事長)が「指定を求める声が強くあった」との付帯意見を31日の全体会合に報告し、判断を仰ぐことになった。
小池環境相は21日の閣議後の記者会見で、「外来生物法の一番の目玉がオオクチバス。指定回避は先送りと批判されても仕方がない」と表明、担当部局に再検討を促した。
小野寺局長は「釣り人の協力は重要なので粘り強く理解を求めていくしかない」としている。これに対し、指定反対の中心になってきた釣り業界関係者らの団体「日本釣振興会」は、「オオクチバス会合で合意された結論を大臣1人の考えで覆すならゆゆしき事態。事実なら厳重に抗議する」とのコメントを発表した。
(01/21 19:53)