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◎エコマネー課題残す 室蘭「ふんぺ」流通実験の利用30件
室蘭初のエコマネー(地域通貨)「ふんぺ」の第1回流通実験は、約30件の利用で11月30日、終了した。最終的な参加人数は想定を下回り、認知度やシステムの浸透度などに課題を残した。実施したNPO法人室蘭地域再生工場(藤当満理事長)は「ニーズはある。反省点は次に生かしたい」と次回実験へ前向きにとらえている。
地域交流の活性化を目的に輪西地区を中心に10月3日から実験を開始。期間中の利用は31件。「買い物補助(車の送迎)」が17件で最も多かった。「犬の散歩」「インターネットの使い方」などが1件ずつで、10月31日に輪西神社で開いたイベントではごみ拾いと風船遊びなどで約10件の利用があった。参加人数は約50人で「100人前後」の想定を下回った。
コーディネーターを務めた藤当理事長は「参加が少なく期待していたほどの流通はなかった」と振り返る。前半は「奉仕したいという気持ちが強く、利用するのを遠慮する傾向が見られた」と分析。後半は少しずつ流通し始め、輪西地区外から参加や取り組みについての問い合わせが多数寄せられるように。「取り組みの存在は周知できた」と手応えを見せる。
一方で参加者が仕組みを理解できなかったり、「地域交流や出会い促進」という趣旨が伝わらなかった―など課題は多い。藤当理事長は「町会や各団体との連携、行政のバックアップの必要性を感じた。保険や身分証明書の導入など参加しやすい環境も作らなければ」と解決策を探る。
次回実験ではふんぺを輪西商店街で使用できる体系を作り、100人以上の参加が目標だ。「ニーズは確実にある。粘り強くふんぺに対する理解を広めていきたい」と前を見据えている。
http://www.muromin.mnw.jp/muroHPZ/topi/topi.htm#09