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腐敗政治 2004/11/24
全国報道でも伝えられた、千葉市と県会議員による税金減額・未納問題。花沢三郎・元千葉県議会議員(自民党)=逮捕後8月に離党、11月17日に議員を辞職=が、年収5000万・総資産7億あるにもかかわらず、市県民税約3000万円を12年間にもわたって滞納し、それを千葉市納税管理課長が納税免除にあたる「処分停止」にしたことが発覚した事件だ。
この問題は根深い。千葉市は、地方税法にない市独自の徴税制度「特別処分」を独自に創設し、長年、秘密裏に県議や一部納税者の滞納を減免してきたのだ。そして当の納税管理課長は更送という軽い処分で済んでおり、このことが明らかになっても、市長や市側は議員などとの癒着を否定し、尻尾切りのような対応に終始している。
花沢元県議は懲役一年六月の実刑判決を受け=控訴中=議員を辞職しているが、未納だけが問題なのではなく、市との間のやり取りが公にならない限り、同じようなことがまた起きるだろうことは想像に難くない。
しかし、この問題はここにきて新たな展開を見せている。
一連の事件に危機感を抱いた「千葉市・納税者市民の会」は、千葉市の「特別処分」や「不納欠損処理」など不透明な徴税のあり方を究明するために、監査を公認会計士など第三者による個別外部監査を求める「千葉市事務監査請求」の署名運動を始めている。
署名は有権者の50分の1、1万5000名分を必要とするのだが、期限が1カ月という短さだ。ボランティアなどの協力により駅前などで署名を求める活動が行われているが、果たして「千葉市事務監査請求」が可能なのか。保守王国・千葉の民主主義が問われているといっても過言ではない。この事件の行方から目が離せない。
(如月桃子)