現在地 HOME > 掲示板 > 地域8 > 506.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20041022h
9年連続で自殺率ワースト1位の本県で、県と秋田大が2001年から県内4町で自殺予防の事業に取り組み、自殺率が3年間で27%減少したことが22日、同大の本橋豊教授(公衆衛生学)の調査で分かった。都道府県の自殺予防事業で減少が確認されたのは初めて。個人の問題とされがちな自殺だが、本橋教授は「(自治体などが)住民のうつ症状をチェックするなどの予防事業に取り組むことで自殺者数を減らせることが裏付けられた」としている。松江市で28日に開催される公衆衛生学会で発表する。
本橋教授らは、合川、中仙、藤里、東由利町の4町(約2万8000人)を対象に調査し、統計学の手法で減少傾向が偶然でないことを証明した。
01年から順次、この4町に大森、千畑を加えた6町のモデル地区で予防事業を開始。自殺率の数値を得られた合川町など4町で、事業開始後の3年間の自殺率の平均を全国と本県の自殺率と比べた。
全国と本県の値は横ばいか微増で推移していたのに対し、4町は開始前と比べて人口10万人当たりの自殺率が68・0から49・5と27%減少した。
本県は2000年度から予算を組んで自殺予防対策を開始。県内全世帯に自殺予防冊子を配布するなど、自殺者数減少を目指して取り組んでいる。
本県の自殺者数(県警調べ)は9月末現在、前年同期を45人下回る365人(11・0%減)で、2年ぶりに減少傾向にある。
(2004/10/22 14:40)