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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041008-00000274-mailo-l35
イチロー外野手の大リーグ記録にちなんだ愛称を国道262号につけようという県議らの要望に、異論が巻き起こっている。旧毛利藩のお膝元、萩市では「世界的偉業だが、歴史を軽視したこじつけ」と反発の声が上がる。一方で「地域の活性化につながる」と賛成意見も多い。果たして「イチローロード」は実現するのか。【長谷川隆】
愛称化は、島田明県会議長ら3県議が6日、イチロー外野手が達成した262本の年間最多安打記録にちなみ、「国道262号をイチローロードにしては」と二井関成知事に要望した。
国道262号は江戸時代からの参勤交代道で、幕末の志士らが往来した街道「萩往還」にほぼ沿っている。このため、萩市では、262号を「現代の萩往還」と考える人も多い。
萩市区選出の田中文夫県議(自民)は「イチローの偉業は立派だが、今回の愛称化はこじつけだ」と異を唱える。田中県議のもとには、支持者から反対の声が寄せられているという。刀祢勇萩商工会議所会頭も「愛称を付けるとすれば『維新街道』とか歴史的なものにすべき。イチローと山口県は特別な縁がない」と批判する。
一方、坪井豊市議会議長は賛成派。「明るいニュースだし、実現すれば話題性もある。地域の活性化に役立つと思う」と前向きに評価した。ある市職員も「262号と萩往還は別の道なので、イチローの愛称がついても萩往還のイメージが壊れることはない。発想がおもしろい」と話している。
県広報広聴課によると、イチローの記録達成後、「262号と関連付けて何か出来ないか」という提言のメールがあった。知事への要望があった6日以降、メールは約20本に急増したが、「イチローが来年以降、262本以上打ったら愛称はどうするのか」という疑問や、「(262号はかつての)萩往還という由緒ある道。いくら大記録でも、適当な名前をつけていいのか」と反対の意見もあったという。
10月8日朝刊
(毎日新聞) - 10月8日17時16分更新