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名護市為又地域で急増しているとみられるタイワンハブ(県衛生環境研究所ハブ研究室提供)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041001-00000011-ryu-oki
県衛生環境研究所ハブ研究室(西村昌彦室長)は30日、名護市の国道58号以北、為又付近の直径約4キロの範囲でハブの1・2倍の毒を持つ台湾からの移入種タイワンハブの捕獲が急増していると発表した。
2003年度の捕獲率を、中南部でのハブの捕獲率と比較すると、この地域では3-4倍になっている。04年には国道58号の南側でも2匹が捕獲されており、同研究室では、タイワンハブの生息地域の全島拡大を懸念している。
タイワンハブは中国大陸南部と台湾が原産。サキシマハブとよく似ており、遺伝的にも近い。大きさは成熟した雌で頭胴長70センチメートル、雄が50センチメートル余り。現在のところ、咬症被害の報告はないが、敏しょう性が高く、攻撃的なため、危険性は高い。咬(か)まれた場合の治療にはハブ用の抗毒素(血清)が有効という。
県内には70年代から観光、酒造施設に多く持ち込まれた。96年に為又付近での定着が確認され、外国産毒蛇の初めての定着例となった。為又付近では、02年には99年の3倍の捕獲率になるなど急激な増加が見られた。
名護市では03年に捕獲のためのトラップを設置、為又区民への説明会を開催して対応している。
10月、11月は県のハブ咬症防止運動月間で、ハブが多く見られる時期。西村室長は「山林内にまで分布しているため、完全な駆除は難しい。住民による目撃地点が庭や道路などの生活区域なので、咬まれる危険性がある」と注意を呼び掛けている。
(琉球新報) - 10月1日10時57分更新