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シロガシラ(右)、ハシブトガラス(左) の個体数・分布の変化 |
調査は、名護市以北の26定点で一定時間に観察された鳥の種類と個体数を記録するもので、98-2000年、03年、04年に行われた。ハシブトガラスは古くから北部地域に生息しているものの、98年には確認されなかった地点もあった。しかし、03年には全地点で確認された上、04年には3地点で15羽以上が群れるようになっていた。
シロガシラは台湾原産のタイワンシロガシラとみられ、70年代に本島中南部で見られるようになった。98年の北限は大宜味村塩屋と東村平良を結ぶS-Tライン付近だったが、04年には国頭村我地まで広がった。
また、1回の観察で最も多く観察された「最優先種」は、S-Tライン以北で1998〜2000年にはヒヨドリ9地点、メジロ3、カラス2だったが、2003年にはカラス8、ヒヨドリ4、メジロ1となり、カラスが以前から住む鳥の生息地で増殖していることも分かった。
カラス、シロガシラともに各地でつがいや繁殖が確認されており、今後さらに増える可能性もある。
増加の原因や影響はまだ明らかではないが、カラスは狩猟能力が高く、すでにヤンバルクイナやノグチゲラを捕食するのが確認されている。
[7月31日10時32分更新]