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捕まえたクマゼミの羽に印をつける子供=24日午前10時、大阪市中央区の大阪城公園で
http://www.asahi.com/science/update/0724/004.html
大阪の都心でクマゼミが増えているのは、ヒートアイランド現象や温暖化が原因って本当?――。子どもたちと研究者が科学的に解明しようと24日、大阪市の大阪城公園でクマゼミの羽に自分の名前や日付をつけて飛ばす試みをした。後日、「見つけた」という情報を回収し、セミがどれだけ移動できるかなど生態を詳しく調べる。
指導にあたるのは、大阪市立大学教授の沼田英治さん(48)=動物生理学=と大阪市立自然史博物館学芸員の初宿(しやけ)成彦さん(35)=昆虫分類学。
早朝から、公園では約100人の親子が木にとまったクマゼミ1250匹をつかまえ、羽に油性フェルトペンで自分の名前や日付、番号をつけて放した。印のついたセミを見つけたときに連絡を呼びかけるビラも1万枚用意。大阪府内、兵庫県内の博物館や学校などに配った。
沼田さんは大阪府豊中市育ち。子どものころはアブラゼミやニイニイゼミが多く、クマゼミはめずらしかったという。「正確な統計はないが、大阪では近年、アブラゼミなどの方が少なくなっている」
移動距離のほかにも、湿度との関係などデータを積み上げないとヒートアイランド現象や温暖化との因果関係を立証するのは難しい。「結論よりデータを積み重ねるプロセスを若い人に面白いと思ってもらえれば」と沼田さん。
羽に印付きのセミを発見したら、見つけた場所などを大阪市立自然史博物館の初宿さん(ファクス06・6697・6225)へ。 (07/24 16:28)