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地中美術館の全景<同館提供>(四国新聞)10時25分更新 |
[7月19日10時25分更新]
光と空間で不思議演出−地中美術館【四国新聞】
施設の大半が地下という建築家・安藤忠雄さん設計の地中美術館(秋元雄史館長)が十八日、直島町にオープンした。フランス印象派の巨匠クロード・モネや、現代アーティストの光と空間を生かした作品を常設展示。安藤建築とのコラボレーションが実現している。
地中美術館は、直島で「ベネッセアートサイト直島」(旧直島文化村)と称して現代アート活動を展開するベネッセコーポレーション(岡山市)が、新たな活動拠点として五年前に構想。二〇〇二年四月から、島の南斜面約一万平方メートルの敷地に地下三階構造の施設として整備していた。
瀬戸内海の直島の「地中美術館」(毎日新聞)10時25分更新 |
館内は、モネ最晩年の「睡蓮(すいれん)」シリーズ五点を自然光で鑑賞するモネ室のほか、ウォルター・デ・マリアさん、ジェームズ・タレルさんと安藤さんが共同設計した部屋で構成。マリア室は直径二・二メートルの球体と金ぱくを施した木製の立体、天窓からの採光で時間の経過とともに作品の表情が変化する仕掛けの空間で、タレル室は光そのものをトリックのように楽しむ作品世界を演出。各部屋を左に六度傾くコンクリート壁の回廊でつないでいる。
初日は直島の子どもたち三十七人を招待。安藤さんが「真珠のように美しい瀬戸内の島に世界的な芸術作品が設置されることになった。自分たちの住んでいるこの島に誇りを持ち、世界に羽ばたいてほしい」とあいさつし、タレルさんとともに約一時間にわたって施設を案内した。
直島小五年の植田麻友さんは「中に入ると迷路のようで、空中に浮かんでいるような空間があったり、地下なのに明るかったりと不思議な世界が広がっていた」と話していた。
光と空間で不思議演出−地中美術館