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廃れいくものに対する郷愁だろうか、美しさに惹かれて棚田通いが続いている。
by osampokit
■ 棚田写真家宣言
私たちは、美しい棚田を守り続けた農家の方々のたゆまぬ労働に心から敬意を払います。そして棚田の撮影にあたり、次のことをお約束します。
◇ 地元の人たちに「こんにちは」と挨拶します。
◇ 棚田の生命線である畦や水路への立ち入りは許可をいただくようにし、決して踏み崩さないよう注意します。
◇ 棚田が生産現場であることを深く心に留め、農作業の邪魔になるようなことはしません。
◇ 写真撮影を優先させるあまり、農機具などを勝手に移動させたり、農家の方にモデルとしてのポーズを要求するような、無礼なことはしません。
呼びかけ人代表 英 伸三 & ジョニー・ハイマス & 今森 光彦 & 水田 稔
大山の棚田全景 2004年06月11日 |
大山の棚田は都心に近いということもあって多くの写真家が訪れるところである。もちろん、アマチュアカメラマンも大挙して押し寄せる。
こういった写真家たちのお陰で棚田オーナー制度の知名度が上がり、後継者がいなくなった棚田が保存されるという一面もあるにはあるが、概して言えることは、写真家はお百姓さんたちにとって邪魔物でしかないということだ。
まあ、棚田だけに限らず、カメラマンが押し寄せるところでは、必ずと言っていいほど地元の人々とカメラマンとが悶着を起こす。マナーがなってないのである。
棚田の一番上の駐車場の脇にこの看板を見つけた。たいがいのプロはわざわざこういう宣言をしなくても、それなりのマナーを心得ているものだが、それでもこういう宣言をせざるを得ないのは、マナーの悪いアマチュアカメラマン(そして、一部のプロ)がいかに多いかを表わしている。悲しいことである。この看板のすぐ足元には、フィルムの空き箱やペットボトルが散らばっていた。
ボクは、マナーの悪いカメラマンを見つけたら絶対に見逃さない。周囲にも聞こえるような大声で注意する。逆ギレされて喧嘩になることもあるし、その結果、警察に連れて行かれたこともあるが、悪いのはあっちである。臆することはない。逆に、周りで見ている人たちがボクに味方して拍手してくれたりすると、「世の中、捨てたもんじゃないな」と思うこともある。
基本的にボクはアマチュアカメラマンが嫌いだが、実は、多くの人々は常識人だしマナーも心得ているのだ。お散歩ネットのみなさんを見ればそれがよく分かる。不心得者は一部である。その不心得者退治を、少なくとも喧嘩ができる体力がある間は続けたいと思っている。 # by osampokit 2004年06月11日
あやめ咲く棚田 2004年06月09日 |
■ 大山千枚田
いよいよ棚田が棚田らしくなる季節である。
早いところで5月の連休に田植えされた田んぼでは、稲が30センチぐらいまで育ってくる。田にはまだ水が張ってあるが、その水面が隠れ始める。
刈り入れが終わってからここまでの半年間、棚田の写真はその造形美だけが主役だった。田植えが終わってもしばらくは、稲はちょろちょろの産毛状態で、まだ主役を張るには役不足である。
しかし、そろそろ稲が主役の一翼を担ってくれるようになる。秋の刈り入れ時まで、約4ヶ月が棚田写真家にとっては書き入れ時、ぼやぼやしてはいられない。
というわけで、千葉は鴨川の大山千枚田に行ってみた。
この棚田は天水利用の棚田なので、田んぼの中に用水路などの余計な人工物がない。畦も整地されておらず、昔ながらの美しい曲線を描いている。
都会に近い立地なので、週末はアマチュアカメラマンや見物人で混雑するところだが、平日はひっそりとしている。曇り日にはしっとりとした、いい風景を見せてくれる。
前日にお散歩ネット会員の何人かを誘ってみたのだが、みなさんご都合が合わなくて単独での撮影行になった。他人に気を使わなくていい分、落ち着いて撮影ができた。デジで約300枚、フィルムで5本撮った。 # by osampokit 2004年06月09日