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(回答先: <プレスリリース>ウェザーニューズ、携帯サイト「ほたる情報」を開設【Yahoo News】 投稿者 エイドリアン 日時 2004 年 5 月 31 日 12:59:16)
毎年名水白山川ホタル祭りが稲積水中鍾乳洞の広場で行われます。県内外から毎年多くのホタル観賞者が訪れます。
ここは、NHKの「生きもの地球紀行」で 「大分の山里の清流ゲンジボタル光の乱舞」としてテレビ放送された中津牟礼川のある地域です。
この地域に住んでいる300余戸の人たちが、昭和49年に「白山川を守る会」を結成して以来、上野会長を中心にして長い年月にわたって「川を守り、ホタルを救え」の活動を続けています。この活動の成果は大分県や環境庁からも認められ、何度も長官表彰等を受けています。
平成10年度、「日本水大賞顕彰制度」が新設され、この地区の上野会長を中心とする25年にわたる300名の会員の一致協力による活動が評価されて、「第1回日本水大賞奨励賞」を受賞しております。これは全国で入賞10件の中の1つにえらばれたすばらしい成果です。
この白山地区のホタル保護活動を紹介します。この地区ではホタルの飼育や幼虫の放流はしていません。しかし次の3項目を申し合わせ、実行してきました。その結果として自然発生するホタルが川面を乱舞し、毎年盛大にホタル祭りが開かれています。
▽ 水洗便所の設置禁止
現在は、「合併浄化槽を設置した場合はこの限りにあらず」と修正しています。
▽ 有機リン合成洗剤の使用禁止
合成洗剤は界面活性作用が強く(よく泡立つ)、洗濯物の汚れはよく落ちますが、水生生物等のからだを傷めるため、その生存に多大の悪影響があります。もちろんカワニナやホタルの生育も阻害されます。植物油を原料とした石鹸を使うことで、生き物にやさしく、自然界で分解されて悪影響がほとんどありません。
▽ 農薬使用の軽減
一時期は全国各地でひどい作用を持つた農薬の大量使用により、昆虫や水生生物等が絶滅寸前になったことがあります。現在、この地区でも減農薬の運動が広がっています。
ほげ岩付近の様子 ここでもその時期になる | 稲積水中鍾乳洞下流の、この川面の上をホタルが乱 |
白山川への地理案内
大分方面から行くと、国道10号線から犬飼大橋を渡ったところで左折して326号線に入り、三重町中心部を過ぎて、326号線と502号線が分かれてからすぐの、三重農業高校そばの道を南に入って行きます。ここから約10Km行くと観光地として有名な稲積水中鍾乳洞に到着します。白山川(中津牟礼川)の上流で、全国名水百選にも選ばれています。
鍾乳洞の駐車場横から下流のほげ岩までの間約2kmの区間を中心に、道路からもホタルの観賞が出来ます。
毎年、本匠村堂の間の「本匠村体育館」でほたる祭りが開かれます。毎年県内外からたくさんのほたる観賞者が訪れます。
鹿淵付近のほたる観賞場所(拡大画像) | 「ふるさとの蛍光」に掲載 鹿淵付近の蛍の乱舞 |
大分県の南東部に位置する本匠村は、水量豊かな番匠川の上流にあります。上流にある鹿淵(カブチ)には、写真のようにホタル観賞者のための施設が設けられています。この川は上流域から下流域までの広い範囲にわたって各所でものすごい数のホタルが川面から山の中腹まで光が波打つように一斉に発光します。その様はまるで光の海を見ているように感じます。これほど大規模で広範囲にホタルが見られるのは九州管内でもここだけでしょう。その数は数十万匹ともいわれます。
ここは、大分県ホタルの里58選に選ばれています。