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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040526-00000018-ryu-oki
5月に入って、5件と続発するヤンバルクイナの交通事故や相次ぐひなの側溝への落下で、県獣医師会(高良忠清会長)は26日午前、「ヤンバルクイナ非常事態」を宣言した。同会はヤンバルクイナの生息域を脅かすマングースの北進、野ネコによる捕食を食い止めると同時に、人工増殖や事故防止に着手しなければ、「ヤンバルクイナは2010年までに絶滅する可能性がある」と強調。絶滅を回避するためには、マングースを防御するフェンス設置、交通事故の防止策などを求めた。
県自然保護課によるとヤンバルクイナの個体数は1000-1200羽といわれる。環境省によると5月に限り、1998年-2003年の5年間に発生した交通事故は6件。今月は20日間だけで、事故死4件、けが1件が発生するなど異常事態となっている。
さらに今年4月中旬から下旬にかけてひなが、側溝落下や路上などで4件(14羽)保護された。同獣医師会は「交通事故やひなの救護事例は、絶滅に入った野生生物が発するサイン。関係機関は早急な対策を立ててほしい」と話している。具体的な対策としてはほかに、保護増殖センターの早期設置、交通事故防止のためのゼブラゾーン設置、捨てペット対策と適正飼育強化、交通違反取り締まり強化などを挙げた。
同獣医師会は救護や保護増殖の調査に充てる「ヤンバルクイナ救護基金」を開設した。口座は琉球銀行「古波蔵支店」普通預金277418 口座名「ヤンバルクイナ救護基金」(琉球新報)
[5月26日15時41分更新]