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棚田、里山などの日本独特の自然景観や、地域に伝わる郷土料理などの製作技術を「文化財」として指定、保護する改正文化財保護法が、21日午前の参院本会議で可決され、成立した。
2005年4月から施行される。観光資源としての活用が期待されている。
改正法では、自然景観を新たに「文化的景観地」と規定し、保護の対象とする。有形、無形、民俗、埋蔵の各文化財と、史跡名勝天然記念物、伝統的建造物群の6つだった同法の保護対象分野が新設されるのは、1975年以来だ。
また、杜氏(とうじ)の酒造りや郷土料理などの伝統技術は、従来は伝統行事の衣服や器具などが対象だった「民俗文化財」に追加する。
[5月21日21時13分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040521-00000012-yom-pol