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◇テロの不安に、繁華街は一時騒然−−17日夜
17日午後7時ごろ、新潟市花園1のJR新潟駅前交番付近で通行人が不審なポットを見つけ、「爆弾のようだ」と通報した。県警機動隊の爆発物処理班が出動してポットを回収したが、18日の検査の結果、中身は水とみられる液体だった。テロへの不安が高まる中、物々しい警戒の中での処理作業に、周辺の繁華街は一時騒然となった。
通報者は男子専門学校生。交番から約10メートル離れた電柱脇に赤いポットが置いてあるのを発見し、「不審なポットがある。爆弾のようだ」と110番通報した。
新潟東署の調べでは、ポットは電気式の旧型で、高さ約20センチ、直径約10センチ。側面に焦げ跡があり、県警は爆発物の可能性もあると判断。駅の東側連絡通路を通行止めにしたほか、交番から半径約25メートルの交通を規制、周辺店舗の店員や客に避難を呼び掛けた。
爆発物処理班は午後9時50分ごろ、ポットの検査を開始。エックス線透視など約1時間に及んだ作業の結果、爆発物に特有のリード線などの影がなく、爆発物の可能性は低いと断定し、特殊容器に入れて撤去した。
帰宅途中の男性会社員(47)は「身近でテロが起きる可能性を感じた」と不安顔だった。駅近くの飲食店の男性店長(54)は「日本は標的にされているし、同じような騒動がまたあるのでは」と顔を曇らせていた。
科学捜査研究所が18日にポットを調べた結果、中には無色・無臭で透明な液体が約120ミリリットル入っていた。青酸などの有害成分は含まれておらず、危険性はないことがわかった。
県警幹部は「積極的な情報提供はテロ防止に有効」としつつ、「テロへの不安が募り、県民の意識が過剰になりつつあるのかもしれない」と話した。【鳴海崇、渡辺暢、前谷宏】
毎日新聞 2004年5月19日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/niigata/news/20040519ddlk15040261000c.html