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歩道橋の下につり下げていたホームレスの荷物を、何の前触れもなく撤去、焼却したのは人権侵害だとして、大阪弁護士会は24日、大阪市に損害賠償と事前の告知に努めるよう求める「警告書」を出した。救済を申し立てたホームレスの男性6人によると、荷物には下着などの生活必需品に加え、保険証や預金通帳、学校の卒業証書、離れて暮らす子供の写真などが入っていた。
警告書によると、荷物が撤去されたのは昨年5月。JR大阪駅周辺を清掃していた市職員計9人が、かばんや紙袋などを「廃棄物」として作業車に積み込んだ。荷物はごみ焼却施設でその日のうちに焼却された。
弁護士会は、撤去作業中にホームレス3人が「自分たちの荷物がある」と現場で訴えて自分や知人の分を取り返した▽焼却前、ホームレスの一人が市に「撤去された荷物を保管してほしい」と電話した−−などを重視。職員たちは私物と知りながら焼却に回したと結論づけた。
市の担当者は「ホームレスがふだん寝起きしている場所なら、道路法などに基づいて撤去を求める張り紙をするなどしたが、今回は不特定多数の通行人が行き交う場所。悪臭や美観の点で苦情も多く、職員たちはただのごみだと思ったようだ」と説明している。損害賠償には応じない見通しだ。
(2004/03/25)
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200403250020.html