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(回答先: 思想設計(architecture)とは、思想とは何か[愚民党さんへ] 投稿者 乃依 日時 2004 年 6 月 06 日 23:26:33)
乃依さん。こんばんわ。
思想の原初とは、幼児が「あれは何?」と、親に質問いたします。
それが毎回ですので、親はめんどうくさくなります。
そして親は子供への答えを放棄する代償として
子供を保育園・幼稚園にあずけます。
そして小学校へ入学させます。
しかし、子供にとって、おのれが生存する第1条件として
この世間様というか世界が何であるかの疑問が解明されないかぎり
「どう生きていくのか」という疑問は解消されません。
まして、世間様は日々流動化しております。
おのれの生存領域を把握することは、動物・生物が生存するための
主軸要件です。
小学校も経験した、中学校もなんとか卒業したが
先生も友達も答えてくれない。
こうして人は書物に出会います。
「これが世間様であり世界である」という概念に書物から出会います。
こうして人はテキストに呪縛され
思想に呪縛されてまいります。
たしかに思想とは共有化された代物ですが
原初体験に人は決定されてしまう(呪縛)の可能性もあります。
思想の原初とは10代後半です。
しかし、人はおのれこそがテキスト存在であると発見するまで
時間がかかります。自分は50年間かかりました。
おのれが正義であると自覚した早熟な人でも
30代前後からでは、ないでしょうか?
もっとも実業家は20代からでも、おのれがテキスト存在であり
おのれこそ思想であると発見する人はおります。