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(回答先: 補足 投稿者 ハードパンチャー 日時 2004 年 6 月 01 日 11:31:00)
日本国政府主導の懸念されるべき指針は仰る通り紛れもなく「国家主義=右」でしょう。
翻って、主権たる国民の意思は「国家主義」なんかを望んではいない。
悪化の一途を辿り、国際批判の矢面に立っている米国をひたすら追従するしか能がない
「日本国政府=自らが支持した代表者」が様々な「統制」を強めていることに
強い危機感を感じ、「現政府」のあり方を批判せざるを得ないのが現状でしょう。
「何らかの大きな変化を求めること=左」とやんわり定義づければ、国民の大半は
「政治の変化」を求めていることになります。
メディア調査が「左」というのも当然です。「国民の代表」が「右」という意図せざる方向に
舵を切ってしまったのですから「主権たる国民」は何とかして「中道」に戻そうとして
いるように思えます。元に戻そうするには舵を「右」から「左」に切らねばならず、
それは辛うじて保たれている「言論の自由」によってある程度の力にはなっていますが、
舵を「掌握」しているのは国民が選んでしまった「政府」ですから始末が悪いのです。
従って「政府」を支持し続ける輩から見れば日本は「左」に向いていることになり、
「政府」に疑問を持つ国民の大半から見れば、それがいかに押し付けられたものであっても
聖域とされた憲法に手をつけようとする一連の流れは「右」に向いているとしか思えないでしょう。
(改憲もそうだが検討のタイミングが問題。改憲議論などいつでもできたはず。
イラク戦争下での検討は米国隷属と軍事大国化の両方を内外に露呈させるだけで
周辺諸国への悪影響は必至)
そもそも私個人は「右」「左」という表現はあまり好みません。
「右翼」=「軍国主義」 「左翼」=「革命(暴動)主義」のように歴史背景に准えると
両極ともマイナスの面が強調されるからです。しかしながら、今回の懸念される方向性は
最悪を想定した場合、「自衛隊」→「防衛軍」→「徴兵制」→「核抑止力」となります。
「軍事大国」の出来上がりです。一万歩譲って認めたとしましょう。この時日米同盟や
安保はどうなっているか?全て破棄されていれば筋は通ります。
その時の私達の暮らしと、「改憲なし」=日米同盟・安保堅持の場合の暮らし。
どちらがより好ましいのでしょうか?
私はどちらも悲観的です。「改憲なし」→日米同盟・安保見直しという意味で「変化」を
期待したいところです。