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(回答先: 気になる企業 投稿者 エンセン 日時 2004 年 5 月 11 日 01:58:42)
エンセンさん、こんにちは。
仕事にリーチがかかり余裕がなくなりました為、簡単にですが。
(すでにご存知でしたらごめんなさい。)
資料関連URL等は時間ができましたら改めて投稿させていただきま
す。
>このスエズは、英テームズウォーターと並んで(もしくは一緒に)世界の民営水道事業の約80%を独占している企業である。
当然、イラクの水道も手に入れる道筋が出来ているものと思われる。
スエズの次のターゲットは、日本と中国だと言われています。
アジア等国際援助を受けている国での民営化で、思ったほど利益を
あげられないことが数年前より問題となっていました。ターゲットを
民営化にされていない先進国にシフトしようとしたようですが、WTOで
カナダのNGOに強引な秘密交渉を暴露されたりなどもしたために、
うまく行きそうな国からと言うことになったのでしょう。
イラクに関しては、アメリカの今後の動向次第だと思われますが、
国連主導(つまりはEU)と言う形になれば、筆頭候補になると思い
ます。
日本の状況に関しては、民営化を狙ってすでに8社ぐらいのお水系
インフラ企業が動いていますが、私の知る限りでは外資が入ってい
ない企業は一社のみで、ジャパンウォーターという会社です。ジャ
パンウォーターは今他の板で話題になっている三菱系の会社です。
スエズに関しては、富士電機(たしか富士通系です)との合弁会社
という形で参入しています。もしかしたら他の会社へも資本参加し
ているかもしれません。
水道事業の独占に関して言えば、EUはEU内の企業の後押しをしてい
ると言えるでしょう。ここ数年話題になっている環境関係のISO規
格の推進と連動していると言われています。
水道インフラの利権で言えば、日本での水道の既得権は地方自治体
レベルの割合がかなりあるため、民営化に疑問を投げかける話もそ
のレベルで出ています。自治体の水道事業関連の懇談会等の場で水
道インフラが民営化になった場合の問題点等が話し合われており、
スエズ等の外国企業の海外での展開の問題等の話も出ています。こ
の手の議事録等は、公開されているものも多いです。
それから、スエズの情報を探す場合、リヨネーズ(デソー)で探さ
れるとライフライン・インフラ関連の事に関しては出てくるのでは
ないかと思います。スエズで統合される前の、水道事業関連の企業の
名称です。