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景気低迷にあえぐ韓国経済に物価上昇まで重なった。一部では景気低迷中に物価が上昇する「スタグフレーション」の傾向が出始めているとする分析もある。
7月の消費者物価の上昇率(前年同期比)が心理的抵抗を示す4%を突破し、肌で感じる物価はほぼ3年ぶりに最高水準へと上昇した。
統計庁は2日、「7月の消費者物価動向」を発表し、消費者物価が昨年7月より4.4%上昇したと述べた。消費者物価が4%を突破したのは昨年3月(4.5%)以来1年4か月ぶりのこと。
品目別には野菜(14.8%)、果物(33.1%)、畜産物(15.4%)など農畜水産物と、石油類(11.1%)、個人サービス(4.3%)などが大幅上昇した。
生活必需品を中心とした肌で感じる物価はさらに大きく上昇した。梅雨と猛暑で白菜や青菜など野菜類が急上昇したほか、地下鉄やバス料金も一度に引き上げられたためだ。7月の生活物価指数の上昇率は5.8%で、2001年8月以来2年11か月ぶりに最高値を記録した。
政府は当初、今年の物価上昇率が3%前半にとどまるものと予想していたものの、国際的な原材料価格および原油価格の上昇が続いたため、3%半ばに修正した。
しかし、今年に入り7月まで物価の上昇率がすでに3.5%に至っているほか、下半期にも原油価格の不安定が続く可能性が高い状況だ。
経済専門家は物価が上昇する場合、そうでなくても冷え込んでいる消費がさらに萎縮するのではないかと懸念している。消費者の実質可処分所得が低下したことでさらに金回りが悪くなり、消費が萎縮するといった悪循環が予想されるというのだ。
サムスン経済研究所の丁文建(チョン・ムンゴン)専務は「下半期の景気は内需回復がかなめだが、物価上昇により消費が冷え込む場合、景気低迷がより深刻化かつ長期化する可能性がある」と予想した。
政府は景況感の低迷は認めながらもスタグフレーションの可能性は一蹴した。
財政経済部のイ・スンウ経済政策局長は「今年下半期には国際原油価格が不安定化すると予想されているが、農水産物の価格が9月から低下する見通しで、今年の物価もまだ政府の目標値である3%半ばにとどまっている」と述べた。
政府は同日、健康保険を通じた薬代や移動電話料金の早期引き下げを進め、公共料金を管理する対策を打ち出した。
朴宗世(パク・ジョンセ)記者 jspark@chosun.com
朴用根(パク・ヨングン)記者 ykpark@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/08/02/20040802000078.html
★ スタグフレーションに関する参照書き込み
『「産業資本主義」の終焉:外国為替レートの変動論理:固定相場制と変動相場制の違い』
( http://www.asyura2.com/0403/dispute18/msg/853.html )