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「米大統領の銀行」が身売り リッグス銀、不祥事続きで
http://www.asahi.com/business/update/0717/014.html
首都ワシントンに拠点を置くため、多くの米大統領が口座を開き、「大統領の銀行」とも呼ばれたリッグス銀行の身売りが16日決まった。
買収するのはペンシルベニア州を拠点とする中堅銀行グループ、PNCファイナンシャル・サービシズ。総額7億7900万ドル(約850億円)で、リッグス銀を傘下に持つ金融持ち株会社リッグス・ナショナルの株を買い取る。
リッグス銀は資産規模64億ドル(約7000億円)と小規模ながら1836年創立の名門銀行。リンカーンやアイゼンハワーなど20以上の大統領家が口座を開いたほか、ロシアからのアラスカ買収の際などには政府に資金を貸したこともある。
しかし今年5月、外国政府との取引でマネーロンダリング(資金洗浄)を適切に監視することを怠ったとして、2500万ドルの罰金を受けたのに続き、今週、ピノチェト元チリ大統領の資金隠しに関与したとの報告書が議会で公表されるなど、不祥事が続いていた。 (07/17 18:57)