現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産35 > 769.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
竹中シャレにならない、ミサワ幹部らが参院選応援 (夕刊フジ)
竹中シャレにならない、ミサワ幹部らが参院選応援(写真提供 産経新聞社)
竹中大臣が選挙で超モラルハザード−。参院選比例代表(自民党)で初当選を果たした竹中平蔵金融・経財相の選挙運動に、UFJグループの大口融資先であるミサワホームホールディングスの子会社幹部らが、ポスター張りなどの支援をしていたことが明らかになった。法には触れないものの、その中心人物が、UFJとバトルを演じ、頭取の首を取った竹中氏の実兄というから、シャレにならない。
竹中氏といえば、「金融再生プログラム」に基づき、モラルハザードを起こしまくっていた銀行に鉄槌(てっつい)を食らわした人物。現在、その仕上げとして、UFJ銀行の不振大口融資先の処理を迫っているだけに、煮え湯を飲まされた金融界などからは大ブーイングが起きている。
一部報道によると、実兄は金融相の立候補が決まった直後の6月中旬、水谷和生ミサワホームホールディングス社長(UFJ銀行出身)に選挙応援をすることへの理解を求め、電話で全国各地の子会社社長ら10人に約5000枚のポスター張りを要請。子会社社長らは社員を使い、営業所や社員の自宅などにポスターを張った。
実兄が社長を務める子会社の支店長らもポスター張りなどで応援した。また、実兄はグループ会社4社の朝礼にも出かけ「身内が選挙に出ることになった。ご支援をちょうだいできたらありがたい」と協力を呼び掛けた。
グループ会社の社員の中には、竹中選挙事務所に出かけ、支援要請のはがきのあて名書き作業を手伝った幹部もいるというから、あきれる。
選挙戦のさなか、社内で問題視する声も上がったが、水谷社長は「執行役員が個人としてやっていることで会社としての取り組みではない」と幹部らに説明していたという。
竹中氏は「実兄が肉親の情で手伝ってくれたと理解している。誤解を招いたとしたら不徳の致すところだ」と弁明。永田町周辺からは「金融大臣として、金融行政と密接に関係するところから支援を受けていた神経が信じられない」(野党幹部)との声もあがっている。
公職選挙法では、許認可権限や指揮命令を背景にしない限り、現職大臣が関係企業から選挙の応援を受けること自体は制限していない。
■UFJグループのミサワホームホールディングス向け融資残高は約1600億円(昨年9月末)。ミサワはバブル期のゴルフ場投資などが焦げ付き、これまで債権放棄など約1700億円の金融支援を受け経営再建中だが、UFJの大口融資先の処理問題で、ダイエー、大京などと早期解決が求められている企業の1つ。