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通貨バスケット建て債券導入、日・韓・タイなどが検討 (読売新聞)
国際金融筋は10日、日本と韓国、タイなどアジア各国が、複数の通貨に連動させる「通貨バスケット建て債券」の導入に向けて検討に入ったことを明らかにした。
日本などが提唱する「アジア債券市場構想」の一環で、アジア各国の政府・企業が資金調達や投資する際に、為替変動の影響を受けにくくする狙いがある。
通貨バスケット建て債券は、日本国債やタイ国債、韓国国債などを一定割合ずつ組み合わせて一体的に運用する債券で、アジア各国が共同設立した会社などが発行する。投資家にとっては、現在中心となっているドル建て債券に比べ、為替リスクが軽減できる。
ただ、実際に発行するには、公的機関が保証をつけて信用度を高める仕組みなどを整える必要がある。
日本は、韓国の中小企業が必要とする資金を提供するため、円建ての資産担保証券を今年秋に100億円発行することで韓国政府と合意した。国際協力銀行が部分保証するなどして信用度を高めており、通貨バスケット建て債券への第一歩と位置付けている。日本は今後、タイやマレーシアとの間でも同様の債券の発行を目指しており、将来的には、アジア共通通貨の創設も視野に入れている。
◆アジア債券市場構想=現地通貨建ての債券などを発行し、アジア各国が資金調達しやすくする構想。2002年12月以降、東南アジア諸国連合(ASEAN)に日本、中国、韓国を加えた「ASEANプラス3」が検討している。
ユーロのように域内で共通で使える「アジア通貨単位(ACU)」の創設も視野に入れている。
関連URL http://www.nikkei.co.jp/neteye5/tamura/20040521n175l000_21.html