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中小、零細企業の倒産が多発 京都・今年上半期の企業倒産
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004070500239&genre=B1&area=K00
信用調査会社2社が5日発表した京都府内の今年上半期(1−6月)の企業倒産(負債額1000万円以上)は約290件で、年間500件を超すペースで増えていることが分かった。大口倒産が少ないため負債額はほぼ半減したが、中小、零細企業の倒産が多発し、件数を押し上げた。
帝国データバンク京都支店の集計件数は288件(前年同期比16・1%増)、負債総額は517億6100万円(同46・8%減)だった。
負債額が5億円以上の大口倒産は京都交通(亀岡市、負債額約83億円)など15件と前年同期のほぼ半分で、個人経営が155件(同68・5%増)と初の過半数超え。個人事業者の破産措置も105件と前年同期の約2倍だった。原因別は業績悪化などの景気変動が67・3%を占めた。
東京商工リサーチ京都支店の集計件数は294件(同36・7%増)で、負債総額は446億600万円(同58・2%減)だった。
業種別は、建築が165件(同58・7%増)と最多で、化学・食品などの67件(同36・7%増)、繊維の42件(同55・6%増)と続き、軒並み件数を増やしたが、負債額が増えたのは繊維(同25・2%増)のみで、全般的に負債総額の小口化が目立った。
■京都6月の倒産概況
6月の倒産は、帝国データバンク京都支店の集計で46件(前月比4・2%減、前年同月比31・4%増)、負債額は過去10年で最小の44億9300万円(前月比64・5%減、前年同月比80・2%減)。東京商工リサーチの集計では44件(前月比2・2%減、前年同月比7・3%増)、負債額は40億7500万円(前月比25・9%減、前年同月比88・8%減)だった。
■滋賀6月の倒産概況
帝国データバンク滋賀支店は5日、6月の倒産概況(負債額1000万円以上)をまとめた。件数は13件(前月比2件増)、負債総額は13億2100万円(同4億700万円増)で、小口倒産が続発し発生件数は今年に入って最多となった。
原因別では販売不振など景気変動によるものが12件を占めた。資本金別では「個人経営及び資本金1000万円未満」が10件と小規模企業に集中し、負債額別では「1億円未満」の小口倒産が8件あった。業種別では運輸・サービスが4件で最も多く、次いで建設が3件。同支店は「運輸関係の悪化は原油価格の高騰も要因」とみている。
東京商工リサーチ滋賀支店も同日、6月の倒産速報を発表した。件数は9件(前月比3件増)、負債総額は10億9900万円(同3億9500万円増)だった。