現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産35 > 678.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://www.asahi.com/business/update/0703/005.html
--------------------------------------------------------------------------------
新しく金融庁長官に就任した五味広文氏=東京・霞が関で
金融庁の新長官に2日、五味広文・前監督局長が正式に就任した。五味氏は98年の金融監督庁(現・金融庁)発足時から検査、監督など直接、民間金融機関と渡り合うポストを歴任。旧大蔵省の護送船団行政から脱却してルール重視の新たな行政スタイルを作り上げた金融庁生え抜き組の中心人物だ。穏健路線を好んだ高木祥吉・前長官とは行政手法が異なると言われ、金融システム強化に向けて金融機関に強硬な竹中路線がさらに強まる可能性もある。
「金融機関が自由に競争し、利用者に最大限の利便性を提供できるように、競争に耐えうる経営の健全性を保てるようにする」と五味氏は2日の記者会見で強調した。
旧大蔵省出身の五味氏は98年6月の同庁発足とともに検査部長に就任。日本債券信用銀行などの破綻(はたん)につながる検査を指揮した。その後、証券取引等監視委員会事務局長、検査局長などを歴任した。
高木前長官は、公的資金再注入論を巡って積極論の竹中氏と対立した柳沢・前金融相に抜擢(ばってき)された経緯があり、02年9月に竹中金融相が就任した際には不仲説もささやかれた。その後、竹中−高木関係は修復されたものの、竹中路線に対しては五味氏の考え方の方がより近いと金融業界からは受け止められている。
ただ、金融庁の行政手法も今、見直すべき時期を迎えている。旧大蔵省時代には「銀行のはしの上げ下ろしまで口を出す」と言われた裁量行政は金融危機をもたらした主犯と世間から批判され、一時は影を潜めた。ところが金融庁は今、検査強化や強硬な行政命令によって事実上、金融機関の幹部人事にも介入する新たな裁量行政へと足を踏み入れている。昨年の国会では、高木氏による保険会社合併を巡る圧力疑惑も浮上した。
五味氏は「行政には裁量は当然必要だ。大切なのはその裁量が恣意(しい)的か、ルールに基づいているかだ」と述べた。金融庁は来年春のペイオフ全面解禁に向け、通常国会で成立した金融機能強化法(公的資金新法)による資本注入をテコに地域金融機関の再編を進める方針だ。金融再生の総仕上げという目標と同時に、金融機関の自主性を尊重しながら、行きすぎた裁量がないと外部からも納得できる行政を実現できるかが課題となる。
(07/03 01:07)
現在の日本は屠殺される寸前のレヴァイアサンである
http://www.asyura2.com/0406/bd36/msg/190.html
投稿者 愚民党 日時 2004 年 7 月 03 日