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米リップルウッド:宮崎シーガイアを今期黒字化へ-予定より2年遅れ (ブルームバーグ)
http://news.www.infoseek.co.jp/business/story.html?q=22bloombergjpauBvkKZ_M7s4&cat=10
6月22日(ブルームバーグ):米投資ファンドのリップルウッド・ホールデ
ィングスは、280億円で買収した国内最大のリゾート施設、フェニックス・シー
ガイア(宮崎市)を、当初計画より2年遅れとなる今期に黒字化させる見通しだ。
リップルウッド・ロッジングのマイケル・グレニー社長は、ブルームバーグ
とのインタビューで「海外からの集客戦略にシフトしており、今期から投資は利
益を生むだろう」と語った。リップルウッドは2001年の買収時に2500人だった
施設の従業員を、4割減の1500人まで削減した。
三菱総合研究所ベンチャー支援事業部の北村元哉研究員は「宮崎に顧客を集
めるには、どこにでもあるような物より大きな動機付けが必要となる。地理的に
不便なうえ、航空料金は安くなく、主要な観光スポットもない」と指摘する。
羽田空港から飛行機で1時間半のところにある宮崎のシーガイアには、ホテ
ル、ゴルフコース、オーシャンドームの施設がある。新たにシンガポール系のバ
ンヤンツリーホテルズ&リゾーツに運営を委託してスパ施設の営業を始めるほ
か、10月からは温泉施設の営業も開始するという。
シーガイアは負債総額3261億円を抱えて2001年2月に会社更生法適用を申
請。シーガイアの主要ホテルやオーシャンドームなどの施設には、約2000億円
の建築費用が投じられたが、国内消費の低迷から赤字経営が続いた。
グレニー氏は2002年6月にも、海外からの集客によりシーガイアを2003
年3月までに黒字化させると語っていた。