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日本の金型が中国へ攻める
欧米企業向け 共同受注へ仕組みづくり
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004062200005&genre=B1&area=O10
家電や車の形状加工で日本の製造業を支えてきた中小の金型メーカーが、中国へ進出した欧米企業に狙いを定め、金型生産を共同で受注する仕組みづくりに乗り出した。
金型は自動車の車体からボールペンのキャップまで工業部品の成型には欠かせない設備だが、一抱えの大きさでも1トンと重く、輸送に時間と費用がかかるのが難点。そこで、現在は主に自国から金型を調達している欧米企業に代わって、より近い日本から優れた金型をできるだけ低コストで提供するのが狙い。
共同受注システムは近畿経済産業局が提案し、日本金型工業会西部支部(大阪市)が窓口になる。現地事情に詳しい中国人駐在員を今月中にも上海で雇って欧米の電機、自動車メーカーの要望を聞き取り、最適な金型メーカーを日本全国から紹介する仕組みだ。
国内の金型需要は、大手製造業の海外への生産拠点移転で落ち込む一方。メーカー進出に合わせて海外に工場を建てた金型業者もいるが、ほとんどは小規模な町工場で「独力で海外に出る力がなかった」(工業会西部支部)という。
金型は現地調達が理想だが、中国の金型産業は、DVDレコーダー用などマイクロメートル(1マイクロメートルは100万分の1メートル)単位の精密加工品を安定供給する水準にはまだ達していない。西部支部の三好恭史事務局長は「中国に技術面で追い付かれる前に仕組みを軌道に乗せ、販路を拡大したい」と意気込む。
近畿経産局の担当者も「日本メーカーなら短い納期で精巧な金型を提供できる」と話しており、期待は大きい。(共同通信)
---攻撃ではなく流出でしょう。