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[ライブドアニュース 7日 東京] 住友金属鉱山〈5713〉は7日、アラスカ州で、カナダの非鉄大手テックコミンコ(デビッド・A・トンプソンCEO)と住友商事と共同で進めているポゴ金鉱山開発プロジェクトについての最終調査を終了し、2006年3月の操業開始に向け、建設工事を開始したことを明らかにした。
同プロジェクトは4月の時点で地元の環境保護団体からの異議申し立てにより、開発が一時見合わせられていたが、5月上旬に規制当局の米連邦環境庁(EPA)から認可を受けたことで開発に着手した。
同社によると、年間フル操業で最大12トンの金を生産する計画だ。アラスカ州東部に位置するポゴ金鉱山の主鉱体は、埋蔵金量174トン(平均品位18.0g/t)が見込まれており、1991年に探鉱を開始、1997年にアラスカでテックコミンコと提携し、探鉱及び企業化調査を進めてきた。住友金属鉱山にとっては海外で初の主導的な開発プロジェクトとなる。(了)
金子登記者
7日12時36分
住友金属鉱山、アラスカ州・ポゴ金鉱山開発に着手=年産12トン生産へ
ポゴ金鉱山開発プロジェクト建設工事の開始について【住友金属鉱山株式会社】
住友金属鉱山株式会社(東京都港区 社長:福島 孝一)と住友商事株式会社(東京都中央区 社長:岡 素之)は、米国アラスカ州においてテックコミンコ社(カナダ CEO:デビッド・A・トンプソン)と共同で進めているポゴ金鉱山開発プロジェクトについて、最終のフィジビリティスタディを終了し、2006年3月の操業開始に向け、このたび本格的に建設工事を開始いたしました。
建設工事の着工に必要な環境に関する開発許認可のうち、最終の許認可である連邦環境庁からの排水許可(NPDES※)が5月7日付けで最終的に有効となりました。全ての開発許認可を取得したことにより、このたび本格的な建設工事を開始いたしました。開発投資額は、総額で約280百万米ドルであり、当初2005年末としていた操業開始時期につきましては、地元環境団体からの異議申立による建設工事開始の遅れにより、2006年3月を予定しております。
住友金属鉱山にとって本プロジェクトは、主導権を握る初の海外鉱山開発プロジェクトという重要な位置付けにあります。今後住友金属鉱山は、現在操業中の金鉱山である菱刈鉱山(鹿児島県伊佐郡菱刈町)で培った鉱山経営の経験を生かしながら、円滑な操業開始に向け全力を傾注してまいります。
※ NPDES:National Pollutant Discharge Elimination System(河川への排水許可)
(ご参考)
1. ポゴ金鉱山開発プロジェクトの概要
1) 位置: アラスカ州フェアバンクスの南東約90マイル
2) 金量:152t(最終のフィジビリティスタディによる)
3) 年間生産金量:約12t/年(フル操業期間中の平均)
4) 開発投資額:約280百万米ドル(うち住友金属鉱山51%、住友商事9%負担)
5) 現地における鉱石処理:採掘後、選鉱→青化浸出→電解を経て金地金(品位94%)として回収
6) 鉱山寿命:10年(今後の周辺探査により寿命が延びる可能性あり)
7) 権益比率:住友金属鉱山アメリカ社(住友金属鉱山100%子会社)51%、テックコミンコ社40%、SCミ
ネラルズアメリカ社(住友商事100%子会社)9%
2.テックコミンコ社の概要
1)設立:2001年7月(Teck社とCominco社が合併)
2)資本金:1,810百万カナダドル
3)会長:Norman B. Keevil
4)本社所在地:カナダ ブリティッシュコロンビア州
5)事業内容:北米および南米で銅・亜鉛・金の鉱山、精錬所および石炭鉱山を経営