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現在のエネルギー政策を続けると、日本は2030年に国際競争力を失って貿易赤字に陥り、失業率は12%以上に拡大−−。こんな予測を、特定非営利活動法人「環境エネルギー政策研究所」や複数の市民団体の専門家などで構成するグループがまとめ、8日公表した。
市場拡大が望めない中、唯一の成長分野と期待される環境分野の技術革新が停滞する結果、国内産業の空洞化などが進行すると分析。石炭火力や原子力発電から脱却し、自然エネルギー導入を大幅に促進する政策転換を提言している。
資源エネルギー調査会が近くまとめる「エネルギー需給見通し」に反映させるよう求める方針。
同グループは、資源エネルギー庁が示した経済指標などを用い、2010年と30年の国内総生産(GDP)や経常収支、失業率、二酸化炭素(CO2)排出量などを試算した。(共同通信)