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中国需要、原油相場を押し上げ=日本と資源摩擦も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040603-00000823-jij-bus_all
国際原油市場で、中国の石油需要急増が価格を押し上げる構造問題として浮上してきた。日中間で石油や天然ガス資源の確保を競い合う「資源摩擦」に発展しそうな事例も表面化。日本の石油業界関係者は「アジアのエネルギー問題を考える上で、中国要因はかなり大きい」(渡文明石油連盟会長)とし、石油輸出国機構(OPEC)の生産量と並び中国の需要動向を注視する姿勢を強めている。
2003年の中国の原油輸入量は、前年比3割増の9100万トンで、04年には1億トンを超える見通しだ。同国では、自動車販売が急増。加えて生活水準の向上を背景に、20年までに現在の倍以上の発電設備能力が必要となるなど、石油需要を増やす材料は目白押しだ。中国が原油の輸入を拡大すれば、アジア向けの供給が切迫する恐れもある。
ロシア・東シベリアから原油を輸送するパイプラインの敷設問題では、中国側が内陸の大慶までのルート誘致で攻勢を掛ける。日本政府は日本海に面したナホトカまでのルートを働き掛け、シベリア原油をめぐるつばぜり合いが激しい。
最近では、中国が東シナ海の日中境界線に近い自国海域で天然ガス採掘施設の建設に着手。日本側の海域でも埋蔵が確認されれば、日中間の新たな懸案に浮上する可能性がある。(了)(時事通信)
[6月3日15時32分更新]