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石油元売り大手の新日本石油と出光興産は27日、ガソリンなどの6月の卸売価格を1リットルあたり4円値上げすると発表した。両社とも90年秋の湾岸危機時以来の値上げ幅になる。ガソリンスタンドでの小売価格は現在、全国平均でレギュラー1リットル=108円。値上げ幅が大きいため、一度に店頭での末端価格に転嫁されるかは不透明だが、そのまま転嫁されれば112円前後になる。
原油価格高騰に加えて円安で推移したため調達コストが跳ね上がった。出光は湾岸危機時に4円、新日石は8円値上げしたことがある。国内に多く輸入されるアジア向け中東原油の価格に影響するドバイ原油は、月平均で4月が1バレル=31ドル、5月が34ドルで高止まりの傾向が続いている。湾岸危機時は約32ドルだった。
今後の原油価格の動向について、石油業界は「米中の高い需要や中東情勢、投機筋の動きなどいろいろな要素が絡んでいるので、一つ二つ状況が変わっても大きな変化はない」(新日石の津田直和常務)との見方が多く、末端価格の高水準も続きそうだ。【小平百恵】(毎日新聞)