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【フランクフルト=磯山友幸】再保険世界最大手のミュンヘン再保険は、二〇〇四年一―三月期が五億三千四百万ユーロ(約七百億円)の最終黒字になった。昨年は年間で四億三千四百万ユーロの損失を計上。同社としてはほぼ一世紀ぶりの赤字転落だったが、合理化効果などで急回復を果たした。
一―三月期の業績は二十六日開いた株主総会で明らかにした。前年同期との比較でも五億五千七百万ユーロの赤字から黒字転換した。再保険事業が順調だったことに加え、傘下のエルゴなど一般保険事業の収益が回復したことが大きい。
株式市場の回復で投資損益がプラスに転じたことも収益の下支え要因になった。
今年一月に社長に就任したニコラウス・フォン・ボームハルト氏は総会で、「われわれの努力が報われつつある。今年はよいスタートを切ることができた」と業績が順調な回復過程にあることを強調した。
六月三日に一―三月期の詳細な決算を発表する予定。
ミュンヘン再保険は昨年、株価下落に伴う含み損の処理とそれに伴う税金の引当金を計上した。赤字転落は米サンフランシスコ地震に伴う保険金支払いが響いた一九〇六年以来だった。