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経営再建中の三菱自動車が2004年3月期連結決算で税引き後利益が2000億円規模の赤字となる見通しとなったことが20日、明らかになった。
米国で起きた自動車ローンの巨額焦げ付きや販売不振による赤字に加え、三菱グループ企業などの支援をテコに財務体質を健全化するため、繰り延べ税金資産を大胆に減額処理することから、現在の業績予想の720億円の赤字から赤字幅が大幅に膨らむことになった。21日、経営再建計画と合わせて発表する。
繰り延べ税金資産は、過去に納めた法人税などが、将来戻ってくるとみなして計上している資産で、自己資本をかさ上げする効果がある。
ただ、今後利益が十分に上がらないと見込まれると、監査法人などが計上額削減を求めることになり、収益力を上回る過大な計上は財務上のリスクとなる。
三菱自は、三菱グループや投資ファンドなどから約4500億円規模の金融支援を受ける見通しが立ったことなどから、財務体質を抜本的に改善することにした。支援で得た資金は、財務の改善や、リストラに伴う損失の穴埋めに活用し、債務超過への転落を避けながら、2006年度をめどに黒字を出せる収益体質に改善する計画だ。(読売新聞)