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日本公認会計士協会の奥山章雄会長は十九日午前の記者会見で、UFJグループの二〇〇四年三月期決算が三千億―四千億円の赤字になる見通しとなったことに関連し、「金融庁の通常検査や特別検査の結果を決算に織り込むことが必要だ」と語った。同グループは今夕、UFJ銀行の寺西正司頭取ら三トップの辞任と沖原隆宗同行常務執行役員の頭取就任などを内定する見込みだ。
UFJグループは金融庁の検査結果を踏まえ、不良債権処理損失を当初予想から四千億円程度、増やす。この結果、二〇〇四年三月期の連結最終損益は七百八十億円の黒字から三千億円超の赤字に転落する見込み。
奥山会長はこれについて「検査の結果が出れば一番早い時点で決算に織り込むことは金融庁と公認会計士協会で了承している」と指摘。一般論としながらもUFJグループの決算が検査結果を適切に反映するのは当然との認識を示した。
UFJグループが四月末に発表した業績予想については、「業績修正の段階で監査人が了承することはあり得ない」と強調。中央青山監査法人は関与せず、同グループが独自判断で発表したとの見方を明らかにした。
また、UFJグループは十九日夕に指名委員会を開き、沖原氏のUFJ銀頭取への昇格のほか、持ち株会社の社長に玉越良介UFJ銀副頭取、UFJ信託銀行社長に安田新太郎UFJ信託副社長をそれぞれ起用する人事を内定する。
UFJ銀の寺西正司頭取ら現在の三トップは経営責任を明確にするため辞任する。持ち株会社の社外取締役にはトヨタ自動車出身で日野自動車会長の大木島巌氏を迎える見通しだ。