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【ワシントン竹川正記】米商務省が12日発表した3月の貿易赤字額は、モノとサービスの取引を合計した国際収支ベース(季節調整済み)で前月比9.1%増の459億5800万ドルと2カ月ぶりに増加し、単月では過去最大となった。米景気拡大に伴う耐久財などの輸入増に加え、原油高騰を背景に石油関連製品の輸入価格が一段と上昇したことが響いた。
米貿易赤字は昨年12月以降、月間400億ドルを上回る高水準が続いており、市場は貿易不均衡問題への懸念を強めている。外国為替市場は現在、米利上げ観測を背景にドル高に振れているが、米貿易赤字が再び急増傾向を示したことは、潜在的なドル売り材料となりそうだ。
3月の統計では、ドル安効果もあって輸出が同2.6%増の947億200万ドルと過去最高を記録したが、輸入も同4.6%増の1406億6000万ドルと過去最高水準に膨らんだ。国別では、対中国赤字が同26.0%増の104億3500万ドルと再び拡大傾向を強めたほか、対日赤字も同11.3%増の67億3700万ドルとなった。また、原油高騰を反映して、石油輸出国機構(OPEC)向け赤字は過去最大を更新した。(毎日新聞)