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◎この方面に強いイタリアの銀行 ウニクレディト イタリアーノは、長期で買いです。
http://www.unicredito.it/ita/
五月一日の欧州連合(EU)加盟国の拡大で、“EU国境”に接することになった旧ユーゴスラビアの盟主セルビア。早期のEU加盟を目指し、企業の民営化や金融市場の整備を急ぐ。中央銀行であるセルビア国立銀行のデュシャン・ストヤノヴィッチ副総裁に聞いた。
――セルビアの金融界の状況は。
「銀行の整理統合を進めた。すでに二十五の銀行を閉鎖したが、これは資産ベースで全体の三分の二に当たる。また国が保有する株式の売却による民営化を急いでいる」
――現在政府が出資する銀行は何行あるのか。
「五十行ほどだ。そのうち五〇%超を出資するところが十行ほどあり、残りは少数株主として出資している」
――株式売却は進んでいるのか。
「すでにBNPパリバをアドバイザーとして指名、今年六月には中堅銀行のユーバンカの株式を売り出す。このほか年内にあと二行の株式を売却する予定だ」
――最終的にはどの程度の株式を売却するのか。
「すべて売却するというのが基本的な姿勢だ。政府は銀行セクターから完全に手を引く。特殊な分野に限って一、二行、政府出資の銀行を残す可能性はあるが、決定したわけではない」
――証券市場の整備は進んでいるのか。
「株式を民間に売却していく以上、株式市場の整備はとても重要な課題だ。ベオグラードには取引所があるが、正直言って整備が遅れている。もちろん国債などの売買の場としても大きな役割を担う。財務省が中心となって整備を急ぐが、金融安定化の観点から中央銀行も市場整備を支援していく」
――セルビアの金融経済情勢は。
「安定してきた。二〇〇〇年に一一三%だったインフレ率は、その後四〇・四%、一四・八%と急速に低下、二〇〇三年は七・八%だった。国内総生産(GDP)の成長率も昨年の三%から今年は四、五%へと上昇する見込みだ」
(聞き手=ベオグラードで、磯山友幸)