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[3646]更新会員の若い人に出した私のメールを転載します。 投稿者:副島隆彦投稿日:2004/05/11(Tue) 06:21:10
副島隆彦です。 先ほど来ていた若い会員からのメールを載せます。
私は、若い人たちで、大学を出たけれども定職が見つからない、自分のやりたいことを実現できそうな収入口が見つからない、ということで
苦しんでいる若い人たちのことが、一番、気になる。
親掛(おやが)かりで、少し裕福な両親に恵まれて、30台まで家で
ぶらぶら出来て、24時間、ネットに向かっているような、ネット系精神障害者たちのことも、気になりますが、それよりもやはり健全な
若者たちが、この経済的に追い詰められた日本で、職につく機会を奪われていることが、何よりも一番、気になります。それもこれも、アメリカのグローバリストたちに、日本の大切な国民資金を、400兆円も奪われているからだ、それを取り戻せ、(しかし、日本の「政・官・財」の指導者たちは、自分が殴られて、失脚させられるのが怖いから何もいえない。自己保身だけの指導者たちだ。情けない。)と書いてきた。
この400兆円という金額と、日本の3千800万人の会社員(定職を持つ人たち)が、過去40年間に積み上げた年金(国民年金、厚生年金、共済年金の合計)が、170兆円なのだ。それと比較してみるとよい。
「職が見つからないのは、おまえ自身が、怠け者で、しっかり勉強をしなかったからだ」と、大人たちは、暗黙に冷酷な態度をとる。口には出さないが。しかし、ここにも何か大きな間違いがある。私は、この問題をずっと考えている。 副島隆彦記
(転載貼り付け始め)
----- Original Message -----
From: *****************
To: snsi@mwb.biglobe.ne.jp
Sent: Monday, May 10, 2004 11:49 PM
Subject: 更新の振込連絡(2004年分)
購読更新させていただきます
****と申します。
お金があんまりなくて、今年は購読会員の登録を見合わせておくつもりだったのですが7月の講演会にとても興味が湧きましたので
申し込ませていただきます。
5月10日に郵便振り込みで年会費を振り込みました。今春、大学を卒業したのですが、放送大学に編入学しました。実際はパートタイム労働者なのですが一応、学生なので、学生会員に登録させてください。
会員番号****
お名前 ****
****君へ
副島隆彦です
会員の更新をありがとうございます。
折をみて、私たちの集まりに来てください。君の住居からそれほど遠くないことろに私たちの事務所があります。
6月16日(土)にも、集まります。数十人の人があつまります。
私はほんの挨拶しか出来ないでしょうが、何かのためにはなるでしょう。
職をさがすのに、一番いいのは、たくさんの人と出会うことです。そして自分の考えや生き方を話して、それを分かってくれる人と出会うことです。私たちの学問道場はそういう集まりです。定職の就職先を求めている、人生での厳しいところにいる君のような人たちの力に私はなれる人間でありたい。一度、顔を出しなさい。何か、君がやれそうなことが見つかるかもしれません。
世の中は、厳しいです。みんな、ぎすぎすして、お金のことと、自分が少しでも楽をして生きることで汲汲としています。資本主義(市場経済)は、人をこき使う事ばかり考えている政治・経済体制です。その過酷な原理の中で、多くの若者が、呻吟(しんぎん)して苦しんでいます。
20数歳で、社会の荒波の中に放り出して、何からも守られない。そのくせ、「人間は、自由だ、平等だ、人権は至上のものだ」と洗脳するように、教えられて、そして本当の現実の方は、「いらっしゃいませ」「いらっしゃいませ」の、人に頭をぺこぺ下げさせる、コンビニ労働者か、まるで社長(経営者)の奴隷のような従業員なることを強制するような職しかないようにできている。
私は、疲れ果てて、ふらふらしながら働いているコンビニ店の若い人たちを見るたびに、日本はこんなに、貧乏に戻ってしまった。 戦前、前後の、丁稚(でっち)たちとまったく同じだ。何の保証も無い、アルバイトなのに「店長」の肩書きまで与えて、時給の賃金を一時間当たり100円とかあげてやって、そして、そのまじめな若者の気持ちをくすぐって、それで、一日、20時間ぐらいこき使う。休みの日なんか無いに等しい。
労働基準監督署の監督官などどいう職は、ふざけた怠慢公務員どもの巣窟だ。「日本は、自由な国で、みんな、自由に自分の意思で働いているのですから、私たちは、余計な干渉はしません」 という、腐り果てた態度だ。
「せっかく、大人になったのに、世の中というのは、こんなに厳しいところであり、人生は過酷だ」と、20数歳のときの私も思った。
**君。それでも、自ら人と出会うことを恐れてはいけません。多くの人と出会って、話をして、そこから、人生の道が切り開かれてゆくのです。君が、そのうち私たちのところに、顔をだしてくれることを待っています。今後とも「副島隆彦の学問道場」を宜しくお願い申し上げます。 副島隆彦拝
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦拝