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http://www.kotalaw.com/column/column022.html
税金
今日はアメリカの税金、そしてアメリカ連邦政府の予算についての話です。
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なんか、堅い話っすね。
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いままでの小話とは違うっすね!
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2003年度のアメリカ連邦政府国家予算は約250兆円である。その内訳を説明しましょう。
22%(55兆円)がSocial Security(厚生年金etc)、
19%(48兆円)がDefense(防衛)、
10%(25兆円)がInterest Expense(国債の利子返済)、、、etc。
やばいよね!
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アメリカも日本が抱えている問題に直面している。
現在、5人の若者が1人の爺さん婆さんの生活(年金)を支えている状態である。
これが25年後には2対1になるという。
まあ、実際アメリカの場合401Kなどのストックオプションなどによって、
自分の資産を運用しながら老後の生活をENJOYするというのがここ10年の流れである。
しかし、これはあくまでもアメリカ経済の景気が良くないと成り立たない話である。
ちょっと前にエンロンという大企業が倒産しましたが、
当時の40歳以上の社員のほとんどが老後のためにと自社株を保有していました。
1人当たり3500〜6000万円の退職金がもらえる予定でしたが、
実際は200〜500万円しかもらえなかったそうです。
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可哀想!
でも、これが現実です。ストックオプションには、それなりのリスクが伴います。
そして国家予算の22%(厚生年金etc)も年々上昇中である。
次に、10%(国債の利子返済)ですが、これもかなり危険な数字です。
利子の返済だけで25兆円ですよ!しかも、2003年度予算は250兆円で、
そのうちの10兆円は借金(国債発行)です。
しかもこの10兆円というのは250兆円(予算)―240兆円(予定税収)からの数字です。
240兆円というといのは、「経済が非常に良い」という前提で計算されています。
経済アナリストの予想では2003年度の予定収支は200〜220兆円が妥当な数字らしい。
ということは、今年も30〜50兆円の赤字ということである。そして国債を発行する。
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日本とにてるな〜。順調そうに見えるアメリカ経済も内側はこんな感じなのです。
話は変りますが、アメリカ人の友達を話しているとよくこんなことを言われます。
「いいよ〜移民はさ〜だって所得税はらわなくてもいいんだもんね〜〜いいな〜〜」
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おいおいおいおいおい!
「市民権を持たない外国人にも所得税を納める義務があります」
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たとえ旅行者でも、カジノで30万円ぐらい儲けてしまった場合、
カジノの職員がその場で確定申告用紙を持ってきます。
ではなぜアメリカ人は勘違いをしているのか?
それはアメリカには不法滞在者&違法移民者がたくさんいるからです。
彼らにしてみれば、税金を確定申告したら移民局に逮捕されちゃいますよね。
それと、たとえ税金を納めても、その使い道はさきほど説明したとおり、
50%以上が年金、防衛(移民局も含む)、利子返済、と彼らにはなにもメリットはないのです。
では、なぜ連邦政府は不法滞在者&違法移民者を摘発しないのか?
定説は彼らはもうアメリカ経済の一部である。
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これはKOTAの意見です。 私が思うにアメリカ政府は彼ら不法滞在者&違法移民者の次世代の納税に期待をしていると思います。
アメリカで生まれた子供には市民権が自動的にあたえられますからね。
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あと余談ですが、1ガロン(3.8リットル)の牛乳は大体320円前後です。
そして1ガロン(3.8リットル)のガソリンは大体200円前後です。
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え?牛乳のほうが高いよ!!!
そうなんです。これは決してアメリカ人が全員ミルク馬鹿というわけではなく、
実はこれもアメリカ連邦政府によるものなのです。
アメリカ合衆国は本当に土地に恵まれています。そしてなにより広いです。
農業を営んだ場合、ものすごい量の穀物などが収穫することができます。
自給自足も可能でしょう。しかし、今年の農業に対する連邦国家予算は3.5兆円です。
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???
実はアメリカ連邦政府は特別助成金を農民に与えて、
そして農民は収穫した大部分の穀物などを廃棄しているのです。
これは一種のデフレ対策だそうです。ちなみにアメリカ合衆国内の農民の割合は0.2%です。
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ちなみにこれらの話を理解できる友人はマット(政治科学専攻)だけです。
他のアメリカ人は大人もこの事実を知りません。