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商工中金が12日に発表した中小企業の域別景況調査(3月調査)によると、「中小企業の景況は厳しいながらも、改善の兆しがみられる」ことが明らかになった。
同調査は、半年ごとに全国9地域の中小企業の景況感を調べているもので、今回は、2003年10―12月期の実績、2004年1−3月期の実績見込み、2004年4−6月期の見通しを発表した。
2004年1―3月期は、「薄曇(やや良い)」がゼロから2地域に増えた一方で、「曇(やや悪い)」が4地域から3地域に、「小雨(悪い)」が5地域から4地域に減少した。
先行きの4―6月期に関しては、「小雨(悪い)」が1―3月期の4地域から3地域に減ったのに対し、「曇(やや悪い)」が3地域から4地域に増え、「薄曇(やや良い)」は1―3月期と変わらない2地域だった。
地域別では、関東・甲信越が、2003年9月調査から10−12月調査で「小雨(悪い)」から「曇(やや悪い)」に改善し、その後も同じ水準を保っている。〔NQN〕 (16:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20040412AT3L1203W12042004.html