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コメ先物、候補はコシヒカリときらら
三菱総研が商品設計で具体的内容に言及
三菱総合研究所はコメ先物取引について標準品をコシヒカリとき
ららの2種、売買単位を180俵などとする研究報告書をまとめ
3月29日に公表した。コメの先物取引は複数のシンクタンクが研
究に取り組んでおり、これまでにも多くの報告書が発表されている
が具体的な商品 設計にまで踏み込んだのはこれが初めて。1日か
ら改正食糧法が施行され、今後はコメの 生産や流通で自由度がい
っそう高まると予想されているが、三菱総研の今回の研究成果が
そうした時代の流れにどのような影響を与えるのか注目される。
報告書は、関西商品取引所が三菱総研に委嘱したコメ取引の研究
について、同総研が 「コメ検討委員会(委員長=松島正博大阪市
立大学大学院教授)」を立ち上げてそこでの議論をまとめたもの。
調査と研究は関西商取が支援した。
コメ先物の商品設計では基本的なスタンスとして@当業者にとっ
ての使いやすさ(当業者 の参加と流動性の増加)、A現物市場と
の連携(公正な価格形成)、B関西商取独自の特色(市場の差別
化)--の3点に主として焦点をあてた。
その結果、標準品は単一の産地品種を標準品に設定することを前
提とし、銘柄の中で流通量が多い、実取引で流通量が多い、他銘
柄と一定の価格差で評価できるなどの要件を備えている「一般コ
シヒカリ(消費者向け)」と「北海道きらら397(業務用=外
食・加工業者向け)」の2銘柄を候補に選定した。
また取引単位はトラック1台分という受け渡しの実情を勘案し、
1枚を180俵(10・8トン)と 提案。取引限月は連続6限月制。
呼び値は1俵(60キロ)当たり10円。委託証拠金はコシヒカリ20万
円、きらら15万円などとした。
今回報告書にまとめられた内容は、検討委が平成10年から継続的
に研究してきた結果を 踏まえた成果で、あくまでも三菱総研が作
成したもの。関西商取は「コメの上場機運が高まった時に機動的
な対応がとれるようにするため」と位置づけており、これで「すぐ
上場申請をする考えはない」としている。
http://www02.so-net.ne.jp/~skycom/f-jounal/2004/739.htm