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全国銀行協会が9日発表した全国銀行預金・貸出金速報によると、2003年度末の全国銀行の貸出金残高は410兆608億円で、前年比3.1%減少した。前年割れは5年連続。減少率は前年の4.3%から縮小した。
業態別では都市銀行が前年比11兆7906億円減(同5.7%減)、地方銀行が同8897億円減(同0.7%減)だった。「不良債権の売却などが原因だが、減少ペースは鈍化している」(全銀協金融調査部)という。個人向け住宅ローンなどが好調な第二地方銀行は増加し、前年比1419億円増(同0.3%増)となった。
預金総額から手形などを除いた実質預金残高は全業態で伸び、全体では前年比2.1%増の511兆8106億円。都市銀行は同4.1%増、第二地銀は同0.8%増だった。 (21:02)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20040409AT1F0901O09042004.html