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【ニューヨーク=豊福浩】大手米銀バンク・オブ・アメリカは5日、今後2年間で1万2500人を削減する計画を明らかにした。1日に大手銀フリート・ボストンと合併したことで、資産規模は下位行を大きく引き離す1兆ドルに拡大。コスト削減を通して競争力を一段と強化する。
人員削減は全従業員の6.6%にあたる規模。削減する1万2500人のうち、3割が定年退職の自然減によるもので、残りが解雇などになる見通しだ。削減はフリートとの合併に伴う重複業務のスリム化が中心。同行はこれらの見直しで6億5000万ドルのコスト低減を見込んでいる。対象となる従業員には今月から通知を始める。バンカメは合併で支店網が全米20九州に広がり、国内のネットワークは米銀最大となった。ただ、フリートの地盤である米北東部では従業員を解雇しないとの合併時の約束があるため、同地区での人員削減は見送る。 (09:42)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20040406AT2M0600H06042004.html