現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産34 > 715.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
雇用創出の「要」であるサムスン、LG、現代(ヒョンデ)・起亜(キア)自動車など大企業が、国内より海外で多くの人材を雇用していることで、国内の働き口の「空洞化現象」が日増しに深刻化している。
その上、LG電子など一部大企業では、海外採用人材数が国内採用人材数を上回る「雇用の逆転」現象まで起こっている。原因は何よりも高い人件費と硬直した労使関係、不透明な国内企業環境だ。
その上、グローバル市場を先取りするための海外進出もその数を増してきている。
国内の代表企業であるサムスングループは昨年、国内では大卒新入社員6700人を新規採用した反面、中国では(大卒および一般職員を含む)9000人を新規採用した。東欧圏や米州地域まで合わせると、海外で国内の倍近い1万人以上を雇用したことになる。
LG電子は、ポーランドのデジタルテレビ工場、中国南京のPDP工場など、グローバルな生産拠点が増え、昨年、海外の全人材が3万3000人に達した。国内工場の人材2万7000人より6000人以上多い数値。昨年を例に取ると、海外法人では3866人が増えたが、国内では2071人増にとどまった。
国内の雇用創出は日増しに狭き門となっている。統計庁の資料によると、ここ3年間(2000(429万3000)〜2003年(420万5000))の働き口(製造業就職者)数は、8万8000個減った。1日に82.6個の働き口が消滅した計算だ。
国内雇用の見通しは改善されるどころか、日増しに行き詰まっている。労働部は5日、常用勤労者5人以上の事業場4441カ所を対象に今年第2四半期(4〜6月)の雇用動向見通しを調査した結果、採用計画のある会社は5社に1社の21.8%(968社)に過ぎないことが分かった。これは2002年の第1四半期の21.5%以来最も低い水準だ。
韓国経営者総協会(経総)のイ・ホソン経済調査本部長は「働き口の海外流出は、特に国内主力産業である自動車や電子、重工業、化学などが中心となっている」とし、「グローバルな競争という点で仕方ない側面もあるが、この先、若年失業など副作用が深刻化するだろう」とした。
李仁烈(イ・インヨル)記者 yiyul@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/04/05/20040405000019.html