現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産34 > 698.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
中国共産党宣伝部は4までに、農民虐待や食糧備蓄の虚偽報告など農村の実態を描いたルポ「中国農民調査」(人民文学出版社発行)についての報道を禁じる通知を国内メディアに出した。中国筋が明らかにした。
通知が出たのは3月5−14日に開催された全国人民代表大会(全人代=国会)期間中。全人代では農村対策を「最重要課題」とする政府活動報告が採択されたが、同筋は「党と政府が農村問題に真剣に取り組んでいなかったことを示す内容だったため」と通知の理由を分析している。
ルポについても、出版社側は確認していないものの、北京市内の大手書店は「販売禁止」になったと説明。農村対策重視の政府方針との「矛盾」を批判する声も中国紙関係者から出ている。
ルポは安徽省出身の作家夫婦が同省での2年間の調査をまとめ1月に出版。朱鎔基首相(当時)が視察に訪れた際、国有穀物倉庫が財政難で空っぽだったため、ほかの地域から食糧をかき集めて虚偽報告したことなど多数の実例が盛り込まれており、地元幹部の横暴ぶりと政府の対応の甘さを批判する内容。
中国紙は「指導者・幹部の必読書」(京華時報)と相次いで特集記事などを掲載。筆者夫妻は「内容はすべて事実」とする一方、発禁処分にならないよう表現を抑えた部分もあるとしていた。(共同)
(04/04 15:18)
http://www.sankei.co.jp/news/040404/kok060.htm