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大学生(昼間部)の食費や娯楽・し好費などの「生活費」は年間約86万円(02年11月現在)で、前回(00年度)調査時より9.4%も減ったことが文部科学省の学生生活調査で分かった。これだけ減ったのは、68年の調査開始以来初めて。授業料や通学費などの「学費」は約116万円で3.5%増えており、不況下で生活費を切り詰めている実態が浮かんだ。
調査は学生の経済状況を知るため2年ごとに実施している。全国の国公私立大(短大を含む)の学生約5万3000人を無作為抽出してアンケートを行い、約69%にあたる約3万6000人から回答を得た。
それによると、大学生の生活費(平均)は、住居・光熱費が約27万円▽食費約22万円▽娯楽・し好費約16万円――など計約86万円。前回調査では前々回と比べて約8万6000円(10.2%)も伸びたが、今回は前回より約8万円減った。中でも、娯楽・し好費の落ち込みが大きく、86年調査時と同じレベルまで下がった。家庭の年間平均収入は、前回調査から5.9%減って897万円となっており、文科省は「不況で親の家計も苦しい。就職活動など将来を見越して貯蓄に回しているようだ」と分析する。
学費は前回比約4万円増となったが、生活費と合わせた「学生生活費」でも約202万円にとどまり、前回から約2%減った。
国公私立別でみると、学費は私立が約132万円で、約63万〜64万円の国公立の2倍以上となったが、生活費では国立が約96万円で私立の約83万円を上回った。自宅通学者と下宿通学者の学生生活費には、約67万円の差があることも分かった。【千代崎聖史】
[毎日新聞4月3日] ( 2004-04-03-03:02 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040403k0000m040157001c.html